投稿日:2024年3月5日
3階西フロアで行っている、車椅子乗車時の褥瘡予防の取り組みについてお伝えします。
褥瘡(じょくそう)は床ずれとも言われ、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなることで皮膚が赤くなったり、ただれたり、傷ができることをいいます。長時間、同じ姿勢で寝たり座ったりすると、体重が一つの場所に集中することで褥瘡ができる原因になります。褥瘡は一度できると治るまでに時間がかかり、感染することもあるため、できる前に予防することが大切です。
今年度3階西フロアでは、車椅子乗車時の褥瘡予防として、車椅子乗車後に除圧グローブを使って、背中やお尻にかかる体重の除圧を行っています。
利用者さん全員の車椅子に除圧グローブを取り付けました。
利用者さんは、食事の前に車椅子に乗ります。
その後、職員が食事のメニューを読み上げ、食事の前に利用者さんの除圧をしてもらうように発信します。
職員は利用者さん全員の除圧を行い、姿勢を整えて食事を取っていただきます。
除圧の様子を動画に収めましたので、ご覧ください。
私たちは、座ったときに背中やお尻を左右にずらしたり、足やかかとをあげて不快な圧迫を取ることを、無意識に行っています。
からだを自由に動かせない利用者さんは、背中やお尻に体重がかかることで不快な状態がありますが、除圧をすることで不快が解消されて、快適に座ることができます。
これからも褥瘡対策委員を中心に職員全員が一丸となって、利用者さんの褥瘡予防に取り組みたいと思います。