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訪問教育の様子 ~2階フロア~

投稿日:2020年12月17日

2階フロアでは、学校に通うことができない子どもたちがいるため、訪問教育で学習しています。

学校の先生が、ベッドまで来て授業をしてくださいます。

今回は名古屋特別支援学校小学部の授業の様子を紹介したいと思います。

 

学校は週に3回、1回2時間の授業があります。

先生は授業の前後に衣服を着替え、手洗い、マスクを着用し、しっかりと感染対策をして来られます。

 

午前の授業の場合は9時30分から、午後の場合は2時から授業が始まります。

子どもたちは、普段よりも早い時間に着替え、身なりを整え、痰をとって呼吸を整えて出席します。

 

今回取材した授業では、まずは「はじめの会」で先生がウクレレを使って「きっとできる」をCDの曲に合わせて生演奏していました。

 

 

ベッドに寝ている利用者さんの隣に座った眼鏡をはめた男性の先生がウクレレを弾きながら歌っている様子

 

 

先生方は寝たきりの子どもたちに、学校が始まるよということを認識してもらうために、優しく話しかけたり、音楽をかけたり手や足に触れて刺激をしたりするそうです。

 

2時間の授業中に呼吸状態が不安定になったり、脈が速くなったり、途中で眠ってしまったりすることも・・・・

先生が注意深く観察し、様子をみながら授業が行われています。

 

今は1月に延期になった学習発表会の作品作りをしているそうです。

「私のお気に入りの本」というテーマで、本を紹介するための作品を作っているのです。

 

 

黄色の紙で貼り絵をした作品と紺色の土台の紙にサンタクロースやクリスマスの飾りをつけた作品の様子緑色の台紙に時計の絵を貼り付けた作品と水色の台紙に飾りの紙を貼った作品の様子